10.クラッチワイヤー注油

★動機
ここのワイヤーが切れると、半クラが出来なくなってしまう。
シフトチェンジもやりにくくなる(エンジン回転数に合わせればシフトチェンジ可能)
走行中に切れたらパニック状態。冷静な判断を出来ずに事故を誘発する可能性もある。
ワイヤー交換という余計な出費も増えてしまう。
バイク購入後ずっと放置していた箇所だが、アクセルワイヤー注油と一緒に作業する。


★準備しておく物
・ワイヤーオイル(デイトナ製 ¥1260)
・ワイヤーインジェクター(キジマ製 ¥1701)※なくてもいけそう
・布切れとかキッチンペーパー(タオルでもTシャツでも可)
・軍手
・定規orメジャー(クラッチレバーの遊びの量を測るため)
・プライヤー(俗に言うラジオペンチ)
・スパナレンチ14ミリ ※クラッチワイヤーが外れない時、エンジン側のナットを緩めるのに使用


★作業順序
クラッチレバーのロックナットを最大限に緩め、アジャスティングボルトの方に寄せる。
ナットが硬過ぎて手で緩められなかった。ここはプライヤーを使用した。
アジャスティングボルト−ロックナット−レバーまでの溝が一直線になるようにする。
黄色の線みたいになればいい。

さて、ここから少しコツが必要な作業に入る。

1.クラッチを完全に握りながら、クラッチケーブルを全力で引っ張る。
2.クラッチケーブルを引っ張りながら、クラッチレバーを一気に放す。
3.これで上手くいけば(※)アジャスティングボルトからワイヤーが外れる。

※無理な時は、エンジン側のクラッチケーブルのロックナットを緩めよう。
その後、横にあるアジャスティングボルトで調整しつつ、ワイヤーを緩めればいい。
これで上記1〜3の作業が上手くいくはずだ。
アジャスティングボルトからワイヤーが外れた。
次はタイコと呼ばれるワイヤーとレバーを繋ぐ箇所を外す。
黄色で囲んだところを真下から見るとタイコがある。それを下へ取り出す。
ほら、外れました。ワイヤーの取り外し作業はここで終了。
次に注油作業へ入るわけだが、ここで登場するのがこれ。
ワイヤー注油を簡単にするというワイヤーインジェクター。
やり方は簡単。
インジェクターのネジを緩めて、真ん中にワイヤーを通す。
ワイヤーを通したらネジで締めれば終わり。写真のようにすればOK。
注油の前にエンジン側(車体右側)のケーブル周りにウエスとか置いておこう。
ここからオイルが漏れてくるはずだ。
注油はこんな感じで、赤い穴に極細ノズルを入れてやればよい。

しかし、かなり注油したにも関わらずエンジン側からオイルが漏れて来ない事態発生。
「オイルが出るまで時間がかかるんかな?」と30分ぐらい待っても変化なし。
不測の事態に???状態。
ワイヤーインジェクターの付け方を間違うはずないし、謎です。
埒が明かないので、ワイヤーの穴に無理矢理ノズルを突っ込んで注油(笑)
オイル飛散を最小限に抑えながら、ゆっくりと噴射。
それをしばらく続けていたら、ようやくエンジン側のケーブルからオイルが出てきた!
これでも駄目だったらどうしようかと思っていただけにホッとした。
汚いオイルが出なくなるまで噴射。それが終われば注油作業は終わり。
ワイヤーの取り付けはさっきと逆の事をやればよし。

しかしこれだけで終わるわけではない。
ワイヤーの遊び量の調整をしなくてはいけないのだ。
まずはゼルビスの説明書に書かれているクラッチの遊び量を確認。
ゼルビスのクラッチ遊び量は10〜20mmが既定だった。一応これを目安にする。

遊び量の調整は・・・
1.クラッチを触らない状態で計測。
2.指でクラッチを軽く引き、抵抗が出始めるまでの目盛を計測。
(抵抗が出始めた目盛)−(クラッチに触っていない時の目盛)=10〜20mm
この式で既定の範囲内に収まったら問題なさそう。

規定のクラッチの遊び量より
多ければ→アジャスティングボルトを反時計回り。
少なかったら→アジャスティングボルトを時計回り。
これで調整出来る。
クラッチレバー側だけで出来なければ、エンジン側のアジャ〜で調整。

遊び量の調整が終われば、ロックナットをレバー側に締め付けて終了。
念のため、エンジンを始動させてクラッチの操作感を確かめておこう。


★あとがき
・注油効果はアクセルの方と比べると、そんなに変化の実感が沸かなかった。
・注油しないよりは絶対マシなので満足はしている(笑)
・ワイヤーインジェクターの必要性を疑問視。
・作業時間は1時間ぐらい要るかな。慣れればもっと早く出来るだろうけど。




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