北海道ツーリング5日目 摩周湖・三国峠・タウシュベツ



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奇跡の摩周湖 / ぽんと出発 / クッシーと砂湯 / 快適山岳道路R241 / 阿寒湖アイヌコタン / オンネトー / 昼はジンギスカン / ミルクロード&R273を経て / 三国峠 / タウシュベツ橋梁 / 道の駅しほろ温泉 / 大阪屋食堂



奇跡の摩周湖

――ブッブッ、ブッブッ。布団の脇で振動する携帯。
・・・そろそろ時間か。そう思った時には、既に布団から抜け出していた。
時刻は・・・3時半前!よし、時間通りにちゃんと起きれたぜ!!
睡眠時間は4時間程度なのにテンションがやたら高い。目もパッチリだ。
そりゃそうよ、念願だった摩周湖に初めて行く時がやって来たのだから。

まだ他の人が熟睡しているので、静かに部屋を出て階段を下りていく。
昨夜の宴が嘘のように静まり返った談話室兼レストランを出て、駐車場へ行く。
この時が初めて体験した道東の早朝だったが、めちゃ寒い。冬の格好で正解。

まだ辺りが暗い中、店の前のR243を東進する。早朝なので車は1台も走っていない。
しばらくR243を走り、摩周の森公園を過ぎた所で摩周湖へ行くr52へシフト。
r52は徐々に勾配を上げていく道だが、途中から天気が明らかに悪くなってきた(´Д`)
↑標高500m超に位置する摩周湖第1展望台に到着。この辺は路面ウェット。

ちなみに、摩周湖は第1・第3・裏摩周の展望台があるけど、第2は地図に載ってない。
昔はあったけど廃れて無くなったのか?順番からして、第2を飛ばして第3があるはずないし。
う〜ん・・・(´〜`)謎ですな。
また、裏摩周は湖の東岸にある展望台で、かなり遠回りしないと行けないのがネック。
↑観光客がわんさか来る時間帯になると、ここで商売しているんだろうな。
↑恐らく摩周湖のプロだろうから、その撮り続けたという写真を是非見たかった(笑)
Noォーーー!!(´Д`)や、やはり霧の摩周湖伝説は真であったか・・・
↑世界有数の透明度とあるが、世界一と言っても過言ではないらしい。すげぇぞ摩周湖。
霧の摩周という名前からして、そんじょそこらの湖とは一線を画すが、それもそのはず。
摩周湖は周囲からの流入・流出する川が全く無いカルデラ湖なのだから。

せっかく早起きしてやって来た摩周湖は霧に包まれていた。おまけに小雨もパラパラ。
駐車場脇にあるトイレの屋根で雨宿りしながら考えた。
こうなったら・・・絶対晴れるまで居てやる!(笑)
↑腹をくくり、晴れるまで帰らない宣言をした俺。
15分、30分・・・まだ見えない。1時間で無理なら帰ろうかな(おい:爆)
しかし、1時間経つと状況が変わってきた。・・・明らかに霧の量が減ってきたのだ!
摩周湖の水面がかなり見えてきたし、湖の縁取りも曖昧だが分かるようになってきた。
↑おぉーーー!かなり晴れて・・・来たー!!(山本高広調で)
遂に神秘のベールを脱ぎ始めた摩周湖。すげー!!すっかり感激しまくっていた(笑)
↑誰もいなかった第1展望台だが、この時間になると結構集まってきた。
せっかくなので、近くのおっちゃんに写真を撮ってもらった。自分が写るのは久しぶりだ。
えらそうに腕組んでるように見えるが、実は寒いから腕組みしているんです(笑)
何回も言うけど、7月でも北海道(特に道東)は寒いので、防寒対策は必須。

↑うおーーー!いいじゃん、いい感じじゃん!!美しく、そして神秘的だ。
1時間以上待ったかいがあったし、本当に来て良かったと思える風景に出会えた。
ただ・・・晴れた摩周湖を見ると、婚期が遅くなるという都市伝説が(笑)
ま、完全に晴れてなかった事だし、俺には適用外でよろしく( ̄▽ ̄)(爆)

今度は快晴の時に、摩周ブルーと呼ばれる摩周湖を見たいな。めちゃくちゃ綺麗らしい。
↑ガラガラの摩周湖第1展望台の駐車場。
摩周湖付近は濃い雲に包まれているが、写真奥の麓は晴れてる。天気が違いすぎ(笑)
↑摩周湖から屈斜路湖のライダーハウスへ戻る。車も少なくて走りやすい。
↑国道が重複していて、どっちも同じ番号で一瞬迷う。屈斜路湖畔は右へ。
↑麓は天気が晴れてたり、また曇ったり、とコロコロ変わる。
この辺って樹海みたいな森ばかり。それ故に走ってて非常に気持ちいい道ばかり。

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ぽんと出発

気持ちよくR243(パイロット国道と言うらしい)を流して、ライダーハウスに戻ったのが6時。
当然まだ他の人は寝ている・・・わけでもないみたいだ。
北海道に限ったわけじゃないけど、旅先ではなるべく楽しみたい。
だから出来るだけ早起きして、動き出す・・・というのは至極当然の流れと言える。

俺以外の宿泊者はほとんどぽんとに連泊して、ここをベースにあちこち動くみたい。
時間があればそうしたいけどね・・・(´Д`)羨ましい限りだ。
ここは食事も美味いし、ロケーションも抜群だし、拠点にするにはもってこいだと思う。
運が良ければ、エゾシカ料理が食べられるらしいっすよ。
↑朝の光が徐々に入り込む食堂兼談話室。
↑店の壁には、鹿などを狩猟しているというマスターの銃が飾られてる。
↑トーストとコーヒーを頂きながら、マスターやハーレー乗りのおっちゃんと談笑。
こういう何気ないシーンがいい思い出になるんだよなぁ。
↑店で飼っている猫?・・・にしては首輪が無いな。野良かもしんないけど、かわいい(´▽`)

↑名残惜しいが、仲良くなったみんなともお別れ。またいつか会えたらいいな。

ハーレーって興味なかったけど、彼らのを見てたらいいかも・・・と思えてきた(笑)

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クッシーと砂湯

ぽんとを出発したが、とりあえず給油しないとヤバイ。
本州みたいに、「200キロ越えるまで余裕や〜(´▽`)」ではないのである。
そして今日は7月10日。そう!念願のホクレンフラッグ配布開始日!!
昨日は紋別のセルフでゲットできなかったので、そのリベンジを果たす時。

ツーマプを見ると、最寄のホクレンは屈斜路湖の端っこにある川湯温泉近く。
ぽんとから川湯へ行くには、昨夜コタン温泉へ行く際に少し通ったr52がベスト。
この道は屈斜路湖沿いを走るオススメルートにもなっている。

r52の途中で、先に出発していたカブの兄貴に追いついた。手を振って先へと進む。
↑原生林の中の快走路を進むと、カルデラ湖で世界2位の広さを持つ屈斜路湖が見える。
この写真で見ると天気悪いんだけど・・・
↑左側へとアングルを変えれば、なんと晴れ。凄まじい天気の急変度。
ここは湖畔の砂を掘ったら、温泉が出てくるという砂湯として有名。
↑屈斜路湖のキャラクター(?)であるクッシー。ちゃちい。
これで100万円って(爆)触らぬ神に祟りなし。
↑川湯温泉付近のR391沿いホクレンにて給油し、緑旗ゲット!!
道東が、道北が、道南がとなってて、今年はレアな隠しフラッグもある。
ライダーの収集欲を煽りまくりですな、ホクレンさんよ!(笑)
今年でフラッグ配布が最後(※)と噂されているので、何としても全部揃えたい!

フラッグキャンペーンの記帳をして欲しい、という事で記帳した。しかも1番乗りゲット。
後日、俺の携帯に1通のメールが届く。その発信者は小樽行きフェリーで出会った一佐さん。
数日後、彼がここで給油した時に俺の記帳を見たって。またもや偶然(笑)
こういう事もあるんですね。広いようで狭い北海道。

※どうやらそうなってしまったようで。2008年はキャンペーン賞品で旗があるだけとか。
有料でもいいから継続してほしかったな。復活を望む。

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快適山岳道路R241

川湯温泉付近のホクレンで給油した後は、そのまま阿寒湖方面へ行くつもりだったが・・・
携帯充電器をライダーハウスの食堂に挿したままだった事を思い出した。
あれが無いと非常に困る(´Д`)仕方ないので、元来た道を戻ってぽんとへ。

確かに携帯の充電器は食堂のコンセントにささってて、無事に救出完了。
マスターや、まだ残ってた元レーサーの兄貴が「今度は忘れ物しないでね」と笑ってたよ(笑)
今度こそ本当のお別れ。さぁ、阿寒湖に向けて出発だ!!
↑摩周湖のある弟子屈から阿寒湖へ抜けるR241。この道が素晴らしい。
北海道らしい大自然の中をひたすら突き抜ける山岳快走路。当然信号は全然ない。
ツーマプにスピード注意と書いてるのでネズミ捕りしていそう。飛ばしたくなるもんな(笑)
↑峠みたいな区間を過ぎると、双湖台という場所に到着。
写真にもあるように、早速ホクレン旗をネットに括り付けてます。まさに北海道ライダーの性。
↑駐車場から坂道を少し登ると、双湖台を一望できる展望台があった。
見えている湖が多分ペンケトーなんだけど、これが北海道の形をしている事で有名らしい。
うん、確かに北海道だ。
樹海に浮かぶ湖のロケーションは中々いいが、絶対見ておきたいって程でもない。
R241沿いにあるので、時間があれば休憩がてらに見ておけばOKみたいな。

土産屋で阿寒湖名物まりもっこリグッズなどを買い、店のおばちゃんと少し談笑。
ヘルメ痛もだいぶマシになってきたところで出発。双湖台まで来れば、阿寒湖はすぐそこ。
↑本当にこんな感じのところばかりを走るR241。緑の世界に癒されます。
夜は動物のワンダーランドと化してそうで非常に怖いが(笑)

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阿寒湖アイヌコタン

マリモで有名な阿寒湖にやって来た。
北海道では珍しく、温泉街らしい温泉街があり、やたらと観光地化している場所。
どこかの展望台から湖を眺望したいけど・・・地図には展望台っぽいのが載っていない。
旅風や0円マップには、湖畔のスキーゲレンデ場から阿寒湖を展望できると書いてあったが、
それを知ったのは大阪に帰ってから(´Д`)

湖を眺望するのは諦めて、阿寒湖アイヌコタンへ行ってみることにした。
アイヌは北海道の先住民で、コタンはアイヌ語で村という意味を成す。
阿寒湖にあるアイヌコタンは北海道最大規模だが、それでも人口は約200人ほどみたい。
↑阿寒湖バスセンターの所にあるセイコーマートへ。
↑そういや、もう昼前の11時半。唐揚げ(210円)を買って食べる。なかなか美味。
↑無料駐車場にバイクを止めて、民芸店が多く立ち並ぶアイヌコタンへ。
ムックリと言うアイヌ民族独自の楽器の音色がひたすら流れていてた。
↑毎晩、アイヌの古式舞踊を上演している。時間が時間だけに、泊まらないと見れないなあ。
↑独特の雰囲気が魅力的な民芸店がいっぱいあり、どこへ入ろうか悩む(笑)
↑笑えた。昔の新婚さんもいらっしゃい(笑)

民芸店は気さくな店員が多くて、周辺の情報の事や色々と親切に教えてくれた。
でも、何も買わなくてごめんね(爆)節約しまくってましたから(´Д`)

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オンネトー

阿寒湖を後にし、次は予てより行きたかったオンネトーへ。
摩周湖の裏側にある神の子池同様、綺麗なエメラルドグリーンの湖。
オンネトーは、アイヌ語で「年老いた、大きな湖沼」という意味。
北海道の地名は、ほぼすべてがアイヌ語に由来していて、奥が深くて面白い。

オンネトーへの行き方は2つ。足寄側R241から行く場合と、阿寒側R241から行く場合。
前者は凸凹ダート5キロ走行しないと行けないが、後者はダートがなく、舗装路で行ける。
もちろん俺は迷わず後者を選択(笑)
↑オンネトー到着。エメラルドグリーンの湖面が、木の間から既に見えている・・・!

こりゃ凄い!!ビューティフォー!!ちょっと感動した。
季節、天候、見る角度で、湖の色がコバルトブルーやエメラルドグリーンなど様々な色に変化。
オンネトーが別名・五色沼と呼ばれる所以である。
ここは自然保護の観点から整備されていない。それでも観光客が多い人気のスポット。
阿寒湖に来たなら、1度は絶対寄りたい場所ですな。快晴なら尚更!

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昼はジンギスカン

神秘的なオンネトーに魅せられた後は、再びR241を西進していく。
途中にあるラワンブギ鑑賞圃場も気になったが、他に行きたいところがあるので断念。
日本一の大きさを誇るラワンブギ、その草丈が3m、茎の直径は10cmというデカさ。
巨大ラワンブギに迷い込んだ小人の気分になってみたかったな〜(笑)
↑樹海の中を行く道だったR241だが、足寄に近づくと田園風景へ変貌。
天気も回復し、晴れてきた。テンション上がって・・・来たーー!!(山本高広調:くどい)

オンネトーから1時間以上かかって足寄(あしょろ)の町へ到着。時刻は既に14時過ぎ。
今日は足寄付近で宿泊しようと思ってて、目星を付けているのが大阪屋食堂。
ここはライダーハウス兼食堂で、食事をすれば宿泊料がタダ!
名物の味噌味ジンギスカンは美味いとの評判だし、ここに行かない手はない。
昼飯をまだ食べてなかったので、とりあえずジンギスカンを食べに大阪屋食堂へ行った。
↑大阪屋食堂。ライダーハウスにしてはやたら綺麗に見える(笑)
昔はR241沿いにあったが、最近になって足寄郵便局の裏に新築の家を建てて移転した。
↑ご飯とセットになっているジンギスカンライスが850円。
これが安くて、しかも美味い!あとビールがあればパーフェクト。
ラム肉使用の味噌味仕立てだから、最初はクセがありそうな気がしたけど、全然無問題!!
あっという間に完食。そして、大阪屋食堂宿泊無料権が発生(笑)
店のおばちゃんが温和な方で、30分くらい談笑していた気がする。楽しかった。

食事をしながら、今日の残りのスケジュールを決めていく。もちろんまだまだ走る。
行きたいと思っている場所は・・・三国峠とタウシュベツ橋梁。
どちらも絶景で、雑誌やネットで見た写真に魅了された。是非行かねば!と心に秘めて。

ただ・・・どちらも足寄から遠いんですよね。土地勘ないから時間が読めないし。
あと、問題なのは向こうで日が暮れたら場合。
北海道の夜間走行(特に道東)は危険だから、夜間は出来るだけ走らずに済ませたい。
三国峠からだと、足寄より上川の方が近いので、そっちに行って泊まるかもしれない。
その事をおばちゃんに言うと、「泊まりたい時は連絡してね、空けておくから」と言ってくれた。
ありがとう、おばちゃんの温かい言葉に感謝感激です。

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ミルクロード&R273を経て

三国峠を目指していざ出発!少々遅くなっても出来る限りこっちへ戻ってこよう。
まずはR241を上士幌方面へ行くはずだったが・・・道間違えてた(´Д`)
言い訳させてもらうと、ツーマプの足寄はページが何枚にも跨っていて、非常にややこしい。
それで思いっきり勘違いし、曲がる場所を間違い、気が付けば陸別へ向かうR242だった。

今ならまだ引き返すには容易い距離だったが、これはこれで面白そうなので先へ進む。
でも、三国峠やタウシュベツへ向かうには、どちみち上士幌(R273)へ出ないといけない。
そこで地図を再び見て、R242からR273へ抜けれる道を探すと・・・あった!!
↑その道がr486、通称ミルクロード。
ツーマプ曰く、北海道らしい牧場があちこちに点在する見晴らしのいい快走路との事。
道を間違えた事で、こういう面白そうな道に出会えた。旅はなるがまま行けばいい。

本州ならまだ余裕なけど、ここは北海道。そろそろ給油タイミングが近付いてきた。
地図には途中の芽登にエネオスのスタンドマークが記載されてるので、そこで入れようか・・・
↑天気がまた悪くなってきたけど、すげぇ見晴らしがいい!(´▽`)
↑ミルクロードは勾配もそんなにきつくないし、車も少ないし、非常に走りやすいナイスな道。
牧場のくさい匂いはご愛嬌って事で。
↑ミルクロードを下り、芽登の集落にあるスタンドを発見し、給油しようとした。。。が!!
スタンドに入っても、店員が出てくる気配は一切ない。
店が閉まってる?いや、事務室が開いてるから、営業しているはずだ。
待っても店員は出てこない。どうなってんだ。ここやる気あるのか??
事務室には誰もいない。「すみませーん、給油したいんですけど」と言っても当然返事なし。
もぬけの殻だった。店員は店を開きっぱなしでどっかに行っているのか。

半ば諦めの気持ちでしばらく待ってみたが、やはり店員は現れなかった。
もういい。待つだけ時間の無駄だと悟り、出発した。
ここで給油できていれば、ガス欠の不安を抱えて走行する事はなかったはず(´Д`)
↑芽登川沿いを走るr468で清水谷を目指す。道は所々で狭いが問題なし。

そして清水谷でR273に合流し、ここから三国峠を目指して北上して行く。
↑紫色の花がルピナス。初めて見た。R273沿いに不気味なくらい咲きまくってたよ(笑)
あと、鹿注意の看板があちこちにあって怖い。普通に飛び出してきそうだ(゜Д゜;)
↑白樺原生林の中を突っ切るような快走路R273。直線ばかり、中高速コーナーばかり。
特に糠平から三国峠までの区間は最高!!
山の中腹に見える橋が三国峠になるのかな。多分あそこが有名な写真の所です。

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三国峠

橋が見える辺りから、勾配をどんどん上げていくR273。
この辺りのR273はかつてダートで、その距離は何と50キロ以上。難所中の難所だった。
10年以上前に完全舗装されてからは、ご覧のような快走路へと変貌。
舗装されていなかったら三国峠に行こうとは思えん(笑)
↑標高1150mと道内最高所の峠・三国峠の休憩所に到着。 高所だけあって少々寒い。
↑三国峠到着で255km。この時点でガソリン大丈夫かな・・・と焦りが出てきた。
0円マップには、上士幌〜三国峠〜上川約110kmスタンド無しという恐ろしい事実を記載。

ゼルビスのタンク容量は16L、燃費を25km/Lとすれば・・・計算上400km走れるが、
実際はそこからマイナスして考えた方が無難だから、走れて350kmまでか。
今の状態なら50km先の上士幌には余裕で行けるはずだし、
途中の糠平湖東岸にあるタウシュベツ橋梁に寄ってもせいぜい+10km・・・全然問題なし。
これでどうにか目処が立ったので、ガス欠の恐怖から解放されるな(笑)

しかし、もし燃費が極端に悪化してたら・・・厄介なことになる。
燃費が20km/Lを切れば、かなりギリギリ。ガス欠の恐怖がよぎる((゜д゜;))
過去に20km/Lを切った事は1度もないから大丈夫だとは思うが・・・
ま、万が一に備えて、出来るだけアクセルを開けないステディな走行を心掛けねば。
↑休憩所駐車場からの景色。ひたすら樹海が広がっている絶景!天気が悔やまれる。
あの有名な樹海に浮かぶ橋の景色を見るには、休憩所より少し下に行かないと無理みたい。
後で行こう。
↑三国峠休憩所全景。売店や軽食コーナーもあり。
ここまで来たらライダーが居るかな〜と思ってたが、誰も居なかったな(´・_・`)

↑小腹が空いたので、まるでカレーというモノを買ってみた。
↑サクサクパン生地の中にカレーが入ってる。つーかカレーパンとあんま変わらない(笑)

ヘルメ痛もだいぶ緩和されたので、いよいよ樹海に浮かぶ橋を見に行く事にした。
橋が見える場所には駐車場という類がないので、路肩に寄せるしかない。そして見た!!
↑すげー!!なんていう壮大な眺め。。。三国峠と言えば、この景色です。
あまりにも有名な景色で、最初雑誌で見た時から絶対来たかった場所。念願叶ったぜ。
しかし・・・よくこんな所に橋を作ったもんだ。高さ50mはあるんじゃないかな。
ちなみに樹海に浮かぶこの橋の名前は松見大橋。家に帰るまで知りませんでした。
↑その松見大橋を渡る。大袈裟に言えば樹海の上を飛んでいるような感覚。
ダート時代は元々この橋はなくて、国道は別ルートだった。今はもう廃道になってる模様。

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タウシュベツ橋梁

三国峠で絶景に酔いしれた。次はいよいよ幻の橋とも言われるタウシュベツ橋梁へ。
タウシュベツの入口は糠平湖畔にある為、R273を再び糠平方面へ南下しないといけない。
相変わらずR273は走ってて楽しい。同じような風景なのに飽きないのが不思議だ(笑)
↑ひたすら直線のR273。晴れた日に走りたい。最高だろうな。
↑途中にルピナスの群生地があったので寄る。
静かな森に囲まれたロケーションがたまんない。周りは誰もいないので独り占め( ̄▽ ̄)
この花の見頃は7月上旬と、まさにドンピシャリ。ラッキーだった。
紫色のルピナスが目立つが、ピンク色のルピナスもちらほら見受ける。
しかし、この花は面白い形をしている。藤を逆さまにした感じだ。
そういや、昔よく行ってた喫茶店(今は無い)はルピナスという名前だったな(笑)

後で分かったんだけど、このすぐ近くに旧国鉄士幌線の終着駅・十勝三股駅があったとか。
今では多くの路線が廃止された北海道の鉄道だが、少し前までは結構存在していた。
これから行くタウシュベツ橋梁は、その旧国鉄士幌線の鉄道橋だったらしい。
JRに民営化された1987年に士幌線が廃止されるまでは、普通に使われてた。
↑タウシュベツ橋梁へ行くにはこの看板が目印だが、最初は勢いよく通り過ぎてしまった。
ここからタウシュベツ橋梁までは、糠平三股林道というダート路で行くしかない。
・・・ダートですってよ、奥さん(爆)
↑ひぃ〜ヒグマ!!(((゜Д゜;)))こけおどしでも何でもなく、本当に出るようです。
・・・熊避けの鈴、持ってくれば良かったかも(T_T)マジで怖いんですけど。
♪ある日〜森の中〜熊さんに〜出会った〜♪・・・そんなの絶対嫌だ。
↑熊出没看板にビビった連鎖反応で、ガソリン残量も本当にいけるのか不安になる。
三国峠からここまでで既に30キロも走っていた。・・・だ、大丈夫だよな?!( ̄▽ ̄;)
ここでも少しビビる(爆)

先述した通り、タウシュベツ橋梁へ抜けられる糠平三股林道はオールダート。
入口から先は即刻ダートと化し、それがひたすら続く。
神の子池の2kmダートを断念した男が、オンロード車で4kmダートへ挑むと言う無謀さ。
でも、色々話を聞いていると、アメリカンでも行けるから大丈夫!と皆言ってた。
熊、ガソリン、ダートと不安要素があるが、それでもタウシュベツを見たい。

絶対こけることなくここへ戻るんだと決意。そして、準備は整った。・・・よし、行くか!!
↑オンロード車でダート路を走る時は、轍の部分をゆっくり走るのが1番ベスト。
砂利部分を走ると、尖った石とかでパンクの原因にもなるし、挙動を乱す可能性が高い。
しかし、轍走行でも振動が激しい。パンクするかもしれん・・・と不安になる。
また、少しでも気を抜くとこけるかもしれない。そうと思うと心臓バクバク(笑)
今となっては笑い話だが、この時は本当に胃が縮むような思いをしながら走行してた。
ダートの4kmは非常に長く感じ、舗装されたそれとは、倍以上違うと思った程。

写真のフラットな所はまだマシで、たまに深砂利で起伏のあるカーブがあった。
しかも見通しが悪い。そこを通る時はスタックしないよう、細心の注意を払った。マジで怖い。
その後、何度か対向車が来たが、幸いここは道幅が広めなので離合は何とかいけた。
俺以外のバイクも来ていて、オフ車よりもオンロード車の方が多かったのが印象的。
↑やっと着いた!!林道が大きく左カーブする所に駐車スペースらしき場所があった。
ここにバイクを止めて、タウシュベツ橋梁(直接乗り入れは無理)まで脇道を歩いていく。
しかし・・・かなりグッタリ。帰りもあるから気が重いけど、さっきよりは気分良好。
↑直接乗り入れが無理な理由。この先にタウシュベツ橋梁がある。
やけに綺麗な直線状の脇道を見て、怪しいと思った人・・・鋭い。
そう、ここはかつて士幌線の線路が真っ直ぐ伸びていたそうです。
↑この看板が見えたら、道の先の視界が開けて・・・
遂に対面、タウシュベツ橋梁。
しかし、士幌線が廃止されて20年の間に風化侵食が進み、いつ崩れてもおかしくない状態。
↑1937年建設、全長130mのタウシュベツ橋梁を横から見た。
湖面に浮かぶ遺跡みたいな橋は、まるで古代ローマの水道橋のよう。

今まで何回かタウシュベツ橋梁を"幻の橋"と表現してきたが、何故幻なのか?
それは、糠平湖の水量が多い時に橋が水没するからである。
7月上旬はまだ水量が少ないので何とか見れた。でも、もう少し水量が少ない方が良かった。
タウシュベツの現況は上士幌町HPの"まちの話題"を参考に。

更に信じ難いのが、ここにはかつて大樹海が広がっていた。
NPOひがし大雪アーチ橋友の会のHP内のこのページに当時の写真がある。
(このサイトは資料価値が高く、タウシュベツ以外の橋の情報も盛り沢山。とても興味深い。)

糠平ダムが出来る前、タウシュベツ橋梁は大樹海に囲まれてた。
ダム完成後は士幌線の線路が別の場所に付け替えられ、タウシュベツ橋梁だけ残った。
ダムを造ったら当然貯水する。それでここにあった樹木を伐採して、ダム湖にしたのだろう。
↑かつては、この見える範囲全部が樹海だったのか・・・ちょっと信じられない。
大量伐採した時の切り株があちこちに残ってて、どれだけの木を伐採したんだろうと思った。
よくもまぁ、そこまで出来たもんだなあ。
↑干乾びた湖面を歩いてみた。
湖の真ん中に近づくと、柔らかい泥が多くなり、ズボッ!といきそうになったが(笑)
↑11連アーチ橋の美しさ、背後にそびえる大雪山系の美しさ。
天気が良ければ最高だが、それでも凄い威容を誇っているタウシュベツ橋梁。
これは人の世の移り変わりを示す縮図で、徐々に自然に還ろうとしている姿に哀愁を感じた。

タウシュベツ橋梁、自然と人工物がマッチした絶景。本当に来て良かった!
苦労して行く価値はある。今度は、天気良好&水量が少ない時を狙って行きたいっすね。
↑17時20分、タウシュベツ橋梁から無事帰還!
帰り道も戦々恐々だったが、人間の慣れという力は偉大で、行きより楽な気がした。
転倒する事も、ガス欠になる事も、パンクする事も、熊さんに出会う事も・・・なかった!

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道の駅しほろ温泉

時間が時間だけに、そろそろ宿を決めないとな。
上士幌の町までガソリン持ちそうだし、やっぱり大阪屋食堂に世話になるのがベストだ。
大阪屋食堂に結局泊まりたいと電話し、あっさり宿の確保に成功した。よっしゃ!!
↑糠平から30キロ以上南下し、上士幌でホクレンセルフを発見。助かった・・・!
↑1回の給油で走った距離としては、過去最高の320kmをマーク。
給油量は12.87L。タンク容量が16Lなので、まだ余裕があったという事になる。
ガス欠は完全に杞憂に終わり、改めて思った。ゼルビス最高ー!!と。

この後は大阪屋食堂に戻るだけだが、どうせなら全然違う方向から行きたいと思った。
地図を見て、上士幌→r134→勇足→R242→足寄のルートを見つけた。これいいじゃん!
という訳で、同じ道は走らない病に続く第2弾、遠回りで行く病が発症(笑)
正直、疲れも相当溜まっているハズだが・・・マゾだな(爆)

しかし、わざわざこのルートにしたのには他にも理由があったのだ。
↑R241協進交差点を左折し、r134へ。ここは見事なまでの酪農エリアが続いてた。
夕闇が迫る最中、出来るだけ飛ばしていく。
↑そして、しほろ温泉プラザ緑風に到着。日帰り温泉は500円。
このルートにしたもう1つの要因(むしろこっちが強い)が、この温泉に入る為だった。
↑しほろ温泉は道の駅になってた。ツーマプ2007年版には道の駅として載ってない。
恐らく、〆切に間に合わなかったんだろう。
↑足湯がある。でも今は18時半、余裕で時間外でした。湯も抜かれてる(´・_・`)
北海道の道の駅らしく、宿泊も可。これはありがたい。高いからまず泊まる事はないが(笑)

しほろ温泉は希少なモール温泉。植物性の湯質は、肌に優しくていい感じ。
おまけに全部の浴槽が源泉掛け流しになってて、これぞ温泉!という気分に浸れる。
露天風呂が気持ちよくて、しばらくそこで眠るように入ってた(本当に寝てはいないけど:笑)
これで疲労はかなり低減できた。足寄まで頑張れそうだ。
↑なぬ?!マイナスイオンドライヤーとな。
↑100円5分。試しにやってみた。
・・・マイナスイオン効果なのか、確かに髪にハリ潤いが出る感じだ。
↑マイナスイオンドライヤー、家で導入したいかも。

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大阪屋食堂

7月とは言え、ここは北海道。昼間でも寒い時があるのだから、夜は言うまでも無い。
湯冷めしないようにジャケットの中にフリースとか着込んで、しほろ温泉を出発。
もう完全に日が暮れて辺りは真っ暗。夜は走らないと言ってたのに、結局走る奴(爆)
酪農エリアのr134には街灯らしい街灯が皆無。ゼルビスのヘッドライト頼み。
今思えば無茶し過ぎだよな・・・鹿とか飛び出してきたら、どうするん?!って感じやし。

勇足まで行けば、幹線国道R242の明りが見えてきた。
ひたすら闇の中を走ってきて心細かっただけに嬉しいっすよ、ホント。文明バンザイ。
↑本別を越えれば、足寄の町に入っていく。幹線なので交通量は多い。

そして、20時半前には大阪屋食堂に到着した。
必要な荷物だけを2階に上げて、食堂で遅い晩飯を食べる。そういやまだでした。
昼はジンギスカン。もちろん、晩もジンギスカン食うぞー!!(笑)
この日の宿泊者は、大学生チャリダー、後で来た全国を旅するライダー、俺の3人。
↑ビールを飲みながら食べるジンギスカン、これがまた美味いんです!!
2人とも旅経験豊富で、旅の話をし始めたら止まらくなる。2階に上がってからも続いた(笑)
↑2階の部屋がライダーハウス。割と広いし、畳も超綺麗!快適に寝れそう。
おばちゃん曰く、多い時は食堂の座敷で寝る人も居るとか。
ここは布団はないので、持って来た寝袋が活躍。まぁそのままごろ寝でも問題ないな。

2階に上がった後も、トークの勢いは弱まるどころか、どんどん加速していった。

豚丼、タウシュベツ、野宿、RH、ラーメン、魚、六花亭、温泉、チャリ、四国、うどん、アイヌ、
三国峠、オロロンライン、襟裳岬、知床、松山千春、ナイタイ高原、オンネトー、摩周湖、大学、
フェリー、お笑い、キツネ、旭山動物園、牛乳、洞爺湖、ジャガポックル、スポーツ・・・

と、今覚えているだけでもこんだけ話していたと思う。
明日行く場所についても、それぞれ「ここがいいよ」「これ美味かったよ」と、ヒートアップ。
おかげで睡眠時間減りまくり。でも楽しかったな。

7月11日。明日で北海道最終日、か。道内で泊まるのは今日が最後。
明日は夜23時半に小樽発舞鶴行きのフェリーで帰阪の途につく。
正直、まだ北海道に居たい。これから旅がまだまだ続く2人が羨ましかったな。
俺に残された時間はあと1日。こうなりゃ、フェリーに乗るまで楽しみまくるぞーー!!!
↑北海道5日目の軌跡。ホント濃い1日で、楽しかった!(´▽`)

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►いよいよ北海道最後の日・・・6日目へ続く




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