余部ツーリング(8月6日) [後編]



※写真量が膨大な為、前編・後編の2部構成でお送りします。


INDEX(クリックするとジャンプします)
余部鉄橋の日の出 / 余部鉄橋の朝 / 余部を出発 / 和田山を目指す / 竹田城址へ / 雲上の楽園・竹田城址(パート1) / 雲上の楽園・竹田城址(パート2) / 帰路


前編はこちらからどうぞ




余部鉄橋の日の出

駅寝は悪いものではなかった。
むしろ楽しかった。キャンプ寝の感覚に近いというか。
ちゃんと銀マットを敷いているので汚れないし、コンクリの堅さもそんなに感じない。
普通に寝るには問題無かったな。

でも一つ厄介な事があった。それは闇の中を跳梁する蚊。
目を瞑って寝ようとしたら、耳の遠くの方からブーンブーン。
かなりウザい。
羽音が無くなったと思っても、しばらくすると耳元でブーンブーン( ´д`)
バリウザい。
そんな蚊の羽音にイライラしたので、ジャケットを顔に被せて寝てやった。

「(どうだ、蚊!これでお前の羽音は聞こえないぞ!)」

でも、隙間から入ってきたりするんだ・・・( ´д`)

もういいや・・・と半ば諦め状態になり、しばらくして眠りに落ちていた。

そして4時間近く寝ていただろうか。
朝陽の写真を撮るべく朝4時前に起床。駅寝仲間の2人はまだ寝ている。
夏の早朝、しかも山の中の冷涼感は気持ちいい。実に快適だ。
↑結構頑張って撮った写真。露光を使うと実際とは違う感じで撮れる。
↑お気に入りの1枚。どこか幻想的な色合いというか。実際はもっと暗いです。
↑露光とフラッシュなし。実際に最も近い。
朱色に染まろうとしている地平線は朝、それとは対照的な黒々しい山が夜。
この時間は夜にも朝にも属さないように思える。まさに狭間。
↑4時50分。空も徐々に青白くなってゆく。
↑更に時間が経過、5時21分。周辺の養鶏場からニワトリの鳴き声も。
↑もう朝と言える5時37分。穏やかな色合いになってきた。
↑6時8分。山の向こうから朝陽が顔を覗かせる。今日も一日が始まった!

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余部鉄橋の朝

太陽が山の向こうから姿を現した頃、
始発電車に合わせるかのように観光客が続々と上がってきた。
この小さな町、しかも早朝にこれだけの人が集まるって凄いよな。

始発電車の写真を何枚か撮った後は、出発の準備を進めていくことになる。
↑余部の空を舞う鳥。
↑この日の始発電車がやって来た。お立ち台の周辺は思い切り殺伐としていますよ(笑)
↑更に待つこと30分位で特急がやって来た。正確には電車ではなく、気動車らしい。
動画を撮っても重いだけなんで写真撮影に切り替えた。なかなか迫力が出た1枚。
↑これがお立ち台から撮る最後の撮影になるかもしれんな、という思いを秘め、
待合室に置いてある荷物を取りに行った。
↑少しでもいいショットを求め、散々世話になったお立ち台。
もし余部鉄橋が架け替えになるならば、このお立ち台は消えるらしい。
何でも新橋と新線を今の橋の南側(つまりこの辺)に通す計画らしいので。

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余部を出発

遂に余部を出発する時が来た。
まとめておいた荷物を待合室まで取りに行く。
すると昨夜早くに寝ていたおっちゃんが既に起きていた。
まあもう人がいっぱい来ているから当然やけど(笑)

彼としばらく他愛も無い事を色々と話す。
話したのは昨夜と今朝の少しだけだが、人生の先輩である彼の言葉は重みがあった。
そういえば大学生の彼がいない。
何でもふもとの集落に降りていったらしい。
会えればいいけど、会えなかったら仕方ないな。
おっちゃんの旅路の幸運を祈り、お別れ。いい旅を。

駅から急坂を下り、鉄橋下に止めてあるバイクの元へ。
当時はパニアケース未装着だったので、メンドクサイ積載作業があった。
数分後。荷物の積載が完了したので、いよいよ余部出発!
↑あまるべロマン号(通称ベロマン べは片仮名)というイベント列車。
これが大人気で、夏休みシーズンは連日満員だったとか。
今年限りの余部鉄橋を見たい人を引き寄せるには格好の目玉だ。
秋でも運行しているんかねぇ・・・3度目があるなら列車で鉄橋を渡りたいな。
あ、夏休みだけっぽい(>_<)
そういえば久しく電車による旅もしていない。格安18切符が懐かしい。
↑おっちゃんと大学生が居なかったらとても寂しかったはず。この出会いに感謝。
↑昨日の夏祭りの幟を回収する人達。余部における真夏の夜の夢も終わったんだな。
↑夜露で若干濡れていたゼル。余部鉄橋の下で撮影。
たとえ鉄橋が消えようとも、このゼルで余部に来て駅寝した思い出は不変である。
↑これが本当に最後かはまだ分からない。しかし、今は・・・さらば、余部鉄橋。

鉄橋の下をくぐりぬけ、加速していこうとした時に大学生の彼らしき姿をチラリ見た。
後ろから車が来ていたので急に止まる事も出来ず、手を挙げてお別れをした。
う〜〜ん、気付いてくれたんかな??(笑)

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和田山を目指す

本当ならこのまま大阪へ向けて帰るつもりだったけど、
この天気で素直に帰るのが非常に勿体無く思い始めたのだ(笑)
大阪までの帰路で「ここは行っとけ!」な場所を脳内で検索。

・・・ピコーン!(脳内検索所要時間:約1.5秒)

あそこだ、あそこしかない!!
和田山にある和製ラピュタこと、空中遺跡・竹田城址に行くべきだ!!
未だに行った事はなく、以前から気になっていた存在だった。
天守閣から見える景色は絶景との評判。しかも今日は天気がいいのでチャンス。
これは神様が竹田城址へ行けと言っているようなもんだ(爆)
そんなわけで竹田城址訪問が大決定したのである。
↑和製ラピュタへの道のりは、まずR178で香住まで出たらr4でひたすら南下。
その後R9→R312で竹田駅近くの竹田城址を目指す。
ちなみに、この写真のr4は前回の余部ツーリング時も帰り道で通っている。
↑車同士の離合に注意する箇所がほんの少しあるけど、バイクなら無問題なr4。
適度に流せる快走路なのでこの道はオススメできる。

r4を南下すると、この地方の最大主役・R9と交差するので左折。
東に進めばそのうち和田山に着く。
↑養父のR9沿いエネオスで給油。ツーリング行くと大体エネオス率が高い。
↑ホンマ泣きたくなるぐらい高くなってしまったガソリン。
レギュラー100円以下の時代が懐かしいな。
↑和田山に入った辺りにあるファミレス・オレンヂ。
オレンジではなく、オレンヂというのがいい感じ(笑)
この地域に何店舗かチェーン展開しているようだ。大阪で見た覚えがない。
ここはツーリングマップルに出ていたので寄ったようなもんだ(笑)

ツーリングに行ったら大体この本のオススメ・記載がある店で食べるようにしている。
コンビニで済ませるのが嫌だし、ファーストフードもありきたりだし。
↑ファミレスはあまり行かないけど、何となくそれっぽい外観だと分かる。
↑店の中も大体こんな感じでファミレスっぽい。
続々と入店して来る客がいるので、そこそこ流行っているようだ。
↑朝の時間帯なんでモーニングしかやってない。
腹が減っていたのでボリュームありそうなジャンボモーニングにした。
↑ジャンボモーニング788円。
どれもそこそこな味だが、アーモンドトーストはなかなか美味くて良し。

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竹田城址へ

和田山に着いたら看板の案内に従って竹田城址を目指す。
R312を少し走って交差点で右折、虎臥城大橋をくぐり竹田城址へ至る林道へ。
この林道は舗装されているけど全体的に狭い。
対向車が来たらどうしようと思ったが、結局1台とも会わなかった。

林道をしばらく走ると竹田城址の駐車場に到着する。
ここから竹田城址へと上がっていくわけだが、ルートは2つ。

近道だけどひたすら急な階段が続く「登り口」、
距離は長いけど傾斜がそれほどでない「大手門コース」

俺は「近道」というのに釣られて、キツイ登り口の方を選んだ。
でもまさかひたすら登りとは思わんかったよ( ´д`)
↑播但道の虎臥城大橋。やけに面白い形をした橋だ。
ローマの水道橋とかこんな形だったよな。
↑山城の郷は竹田城址からの帰りに寄ったが開いてなかった( ´д`)
↑竹田城址の駐車場。1台も止まってなかった。木陰にはマイゼル。
↑案内図。東からも遊歩道で行けるらしいが、全然見てなかった(爆)

↑竹田城の遺構・石垣についての説明書き。

↑しんどい思いをしたくない人、体力ない人はこっちにすべし。

↑悪い事は言いません。大手門コースにすべき。
舐めてかかると後悔すること間違いなし。

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雲上の楽園・竹田城址(パート1)

猛暑の8月の午前中、太陽はカンカン照りである。
そんな中を急な階段でひたすら上がっていくわけで・・・( ´д`)
もう普段運動してない人には軽く死ねます(爆)
階段が終わったと思ったら、目の前には新たな階段が登場。
これで何度絶望の淵に落とされたことか。ちょいと誇大だけど(笑)
まぁ、それだけしんどいルートって事ですよ。

おまけに・・・草むら辺りに巨大クマ蜂が結構いるのでめちゃ怖い。
黒ジャケ、黒バッグ・・・攻撃色ばかりやヾ(;´д`)ノ

それでも怖い蜂を何とかやり過ごし、
足が棒のようになりかねんハードな登り階段を上がりきった。
頑張ったよ俺!感動(バカ:笑)
久しぶりに運動した気がして爽快、でも疲労も蓄積されつつ。

そして目の前に城の石垣が登場。
これを見て思った。「あ、やっぱラピュタやん(笑)」

その後城址散策を開始するが、どこも日当たりが良すぎて激暑い。汗ダラダラ。
タオルが無くても軽く死ねます。持ってて良かったよ、マジで。
↑登り口は丸太の付いた階段が延々と続きます。
↑まだまだ続きます。蜂も跳梁跋扈し怖すぎです。
↑階段終わったー!・・・で、先にはまだ新たな階段が(沈)
↑苦難の末、穴太(あのう)積みの石垣が見えてきた。
この草に覆われた感じがどことなくラピュタっぽく感じる。
花を持ったロボット兵が歩いていそう。

↑石垣を登った先に見えてくるのがここ、花屋敷。
登り口同様、あちこちで蜂が飛び回っているので怖い(((( ;゜д゜)))ガクガクブルブル
↑おぉ〜ええですな。辛い思いをして上がってきた甲斐があった。
先ほどくぐった播但道の虎臥城大橋が見える。眼下に広がる景色は長閑だ。
↑この石垣の上が本丸らしいが、花屋敷から直接登る事はできない。
というか、直接行けたら城塞の機能として終わってる(笑)
敵に攻められてあっという間に落城するもんな。
↑花屋敷より一段高くなった平殿から撮影。
↑向こうに見える石垣は北千畳という所。

↑南千畳、本丸、北千畳への城内アクセスを担う平殿。
↑本丸への階段はめちゃ急。足を踏み外さないように注意。

↑かつて竹田城の中枢であった場所がここ本丸。
木陰で少し休憩するのも良し。相変わらず蜂がおるけど・・・(沈)
↑この石垣が1番高い天守閣。標高353m。頼りなさげな梯子がある。
↑天守閣から見た景色。流れている川は円山川。大雨の後はよく決壊する。

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雲上の楽園・竹田城址(パート2)

ここまで花屋敷・平殿・本丸・天守閣と見てきた。
残すはニの丸・三の丸・北千畳・南二の丸・南千畳だ。
他に来ていた人も数人いたけど、俺みたいに全部を回っている人はいない。
みんな天守閣と本丸、南千畳ぐらいで終えている感じ。
本丸の木陰で弁当を食べていた人も居た。

竹田城址は天空の城の名に相応しい場所だけど、やはり雲海を見たかったな。
これがあってこそ雲上の楽園、まさに和製ラピュタと化す。
雲海を見るにはもっと早朝に行かないといけない。運も左右するけど。
また再訪(と言うかリベンジ?)したい場所にここが加わった(笑)
↑北千畳の方へ行く前に撮った南千畳・南二の丸の写真。
↑これに雲海があれば完璧だ。夕陽や星空を見るにも綺麗だろうな。

↑本丸前の防衛ライン・二の丸。

↑二の丸の前にある武の門。
往時はゴツイ門扉があったのだろう。今は影も形も無いが。

↑ベンチが設けられている三の丸。
ここにも蜂が跳梁跋扈。いい加減ウザくなってきたヽ(`Д´)ノキーーー
↑カップルとかにいい感じのベンチ。
↑特別出演:ムスカ大佐(別名、ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ)
「あっはっは、見ろ町がミニチュアのようだ!!
はっはっはっは・・・」
「見たまえ」(まだムスカネタかよ:爆)
で、こんな感じ。眼下の竹田の町並みと円山川、山々が望めますよ。
↑ふと下を見たらアメリカンのライダー達も来ていた。ここから城はすぐだ。
あ、ここが案内図にあった東の遊歩道か。最初からここに止めれば良かった( ´д`)
↑この辺が大手門。もうここまで上がってきてるし( ´д`)
↑木陰が多くて助かる北千畳。敷地的には南千畳の方が大きい。
↑北千畳から南千畳を望む。
↑最後に残った南二の丸・南千畳へ行く。

↑南二の丸。あまりコメントが思い付かん(爆)
↑穴太積みの石垣の威容さが伝わってくる。
人によって築かれた城塞だけど、自然に還ろうとしている姿が諸行無常と言うか。

↑正門。南千畳から本丸に至る道が正門、南千畳が重要な場所だったと言う事か。

↑南千畳。木陰に居る時に吹いてくる風が心地いい。
↑播但道の和田山パーキングエリアと料金所が見える。

↑南千畳の端っこにある搦手口。
↑しかし草が繁茂している上に、道が獣道化していて下れない模様。

仕方ないのでまた登り口経由で駐車場へ戻った。
上りに比べるとテンポ良く進めるのでまだマシだった。一瞬こけそうになったが。

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帰路

暑くて汗ダラダラだったけど、いい景色だったな〜(´▽`)

竹田城址の余韻が残る中、後は大阪に向けての帰路となる。旅の終焉は近い。
下道で中国道まで出ようかと思うが、いかんせん時間がかかりそうだ。
そこで北近畿豊岡道を氷上まで使う。
途中の遠阪トンネルだけは200円だが、後は無料なのでコストパフォーマンス良し。

氷上に出たらr7→R176→r36→r77で篠山を過ぎ、
7月に余部行く際に走った気持ちのいいr12を走行する。
↑篠山の山奥・後川という地区。
竹田城址から休みなしで走ってきていたので、蓄積されたヘルメ痛でヤバかった(笑)
↑ドライブインがあった。ここは宿泊も出来るらしい。
r12は全然自販機がないのでここまで辛かった。久々に飲むジュースに感激。
↑中ではオフ車のツーリングの人達で賑わっていた。

九死に一生を得たような心地の中、ドライブインにてしばしの休憩。
その後は猪名川渓谷ライン区間のr12を走行。
前回は夜明け頃の走行だったので交通量は少なかったが、この昼時は多かった。
快走路とはいえヘアピンとかもあるので対向車に注意。

そんな快走区間も川西のニュータウンに入ると一変した。
めちゃくちゃ混んでるがな( ´д`)
夏休みの日曜の昼間、しかも天気が最高と来ている。混まないはずがないよな。
所々すり抜けを駆使しつつ渋滞に耐え、中国道の中国豊中ICへ。
そこからは楽なもんですよヽ(^^)ノ
あの悪名高い近畿道摂津付近の渋滞もまだ発生してないし。実に快適。
↑そして1時半には家に到着。埃付着が目立つところがロングツーの証。
今回の走行距離は往復で484.3キロ。意外と500キロいってなかったのが意外。

初めての余部の夜、お祭りムードで楽しかったなぁ。
駅寝も初めてだったけど意外といいもんだったし。
これで余部に2回行ったけど、未だ果たしていないのが電車による余部鉄橋の渡橋。
もはや今の鉄橋が存続する雰囲気でもないような感じなので、
来年の春まではもう一度行けたらいいなと思う。
香住はカニの産地なので、カニ目当てで行くのもいいかもね。

今回も最後までお付き合い頂きありがとうございました〜(^^)

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