吉野山ツーリング(4月18日)



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出発

ツーリング日和となった4月18日、朝8時頃に自宅を出発。
大阪から奈良県南部の吉野へ行くには、とりあえず県境を越えねばならない。
そこで国道371号線か、310号線の二択に絞られた。
前者は峠をトンネルで越える交通量も多い道で、
後者は峠をワインディングでアップダウンする交通量が少ない道、となる。
371だと橋本に出る為、少し吉野が遠くなる。ここは310号線を選択。

外環の上原町交差点で曲がって371号線に入り、しばらく進んでガソリン補給。
三日市を過ぎるとすぐ山奥になるため、スタンドもない。ガス欠なんて最悪だ。
371号線のバイパス区間は非常に道が綺麗で、しかも交通量が少なくてオススメ。
まだ全通していないせいもあるだろうけど。
車が少ないので、前回の月ヶ瀬ツーリングで出来なかった走行シーンの動画を撮影。
ゼルビス走行動画
デジカメを持つ右手はグローブ外さないと無理だし、
右手をスロットルから離すので動画の終わりに行くほどスピードが落ちます(笑)

その後は南河内グリーンロードへ行き、310号線の方へ出る。
310は今年初めての走行で、去年橋本へツーリング行った帰りに走った事がある。


柏原や太子の方まで伸びている南河内グリーンロード。なかなか楽しい道

310号線の大阪の果て。のどかな景色が広がりまくり。農耕機使って農業している人も
ホンダのウイングマークがかなり気に入っている俺
山奥なので桜もまだまだ咲いてます

奈良県入り、そして県境にある金剛トンネル
五条市街を望む。ガスっているのが残念。この辺は展望台や駐車場がないので路駐撮影
この付近は道幅広いけど、五條側に少し下ると道幅狭くなる箇所あり


気分良くツーリングをしていたこの頃。
金剛トンネルを抜けて、下る途中でまさか転倒することなど予想だにせず。

ええ、転倒してしまったんですよ(´Д`)

波乱含みな次回へ続く!(すぐ下や:笑)
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ゼルビス転倒

転倒までの顛末を詳しくまとめました。

金剛トンネルを抜けて、ある程度坂を下っていくと、左カーブがあった。
少しオーバースピードかな、と思ってたら、対向でトラックが来た。
「やべ、少しスピード落とさんと」と思って、ブレーキを少し強めに踏んだ。
擦れ違いざまの風による気流の乱れでバイクのバランスが崩れだす。
「おぃおぃおぃ!マジかよ(´Д`;)」
ブレーキのお陰でスピードはほぼ0になったが、左の方へバイクが倒れ始める。
足で踏ん張れば、転倒回避出来る!・・・しかし、左側には溝。
これでは踏ん張りようがなく、壁に左足の膝をくっつけて粘るが重量に勝てない。
もうどうしようもないので、ゆっくりとバイクを左へ転倒というか置いた。
バイクは路肩の白線(下の写真参考)と壁の間でちょうど横倒しになった感じ。

無残に横たわるゼルビスをみて呆然。ど、どうしよう・・・(´Д`;)
1人では起こすの無理。幸い近くが住宅地だったので、助っ人を求めに行く。
が、インターホン鳴らしても居なかったり、出てくれた女性で外に出れない状況。
こうなったら、俺1人でゼルビスを起こしてみせる!!と奮い立たせ、溝へ。
溝の中に入って、渾身の力を込めるが、この位置から起こすのはやはり無理(T_T)

もうJAFとか呼ばないとあかんのかな・・・
ただでさえボンビーなのにどうしよう・・・とか、思い始めたその時。

子供連れの男の人が歩いている!!

救世主だ・・・もうこの人しかいない、という事で協力をお願いした。
溝に入って2人で押すと、バイクは難なく起き上がった。
九死に一生を得たかのような気持ちになった、マジで。嗚呼良かった。。。
その助けてくれた男の人にお礼を言いまくって、出発しようとセルを押すが・・・

今度はエンジンかからねぇ(´Д`)

これは正直、転倒から起こすことよりも焦った。
エンジンが動かなければ、ここから動けなくなってしまう。


転倒現場。写真奥から下ってきて、溝にひっかかる形で横倒し。
溝にバイク全部突っ込まなくて良かった。そうなるとJAF呼ばないといけなくなる(爆)
倒れている写真があれば事態が分かりやすかったけど、そんな場合ではなかった
エンジンがかからないので、先の男性に押しがけを手伝ってもらうことに。
坂の上までバイクを持っていき、男性に後ろから押してもらうが、エンジンかからず。
お手上げ状態か・・・と思ったが、
「少しアクセルひねってセル押してみたら?」という男性の声をもとにセルを回す。
すると・・・ブオーーーーン!!あ、かかった。本当に良かったっす(´Д⊂)
今回こけて付いた傷はグラブバーのここぐらい。転倒時に壁で擦ったのだろう。
俺自身は無傷だし、非常に軽い転倒で済んだのが不幸中の幸い


助けてもらった男性と少し話しをしてから、出発することにした。
既婚で元ライダーの男性に見送ってもらう。最初から最後まで本当にいい人で感激。
今度会う事があれば連絡先教えてもらおう。お礼に日の出のうどんを(笑)
あの時は本当に助かりました。ありがとうございました<m(_ _)m>
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それでも吉野へ

「もう下りでスピードは出さんぞ」と自らを戒めた。
もちろん吉野へ向けて進むのだが、少し妙な点に気付いた。
クラッチペダルがなんかおかしいのだ。
シフトダウン時の踏んだ感触がない。いつもなら少し抵抗があるはず。
まさか・・・転倒時にペダルが曲がったのか(´Д`)
やはり曲がっているらしく、ペダルを踏むとフレームに干渉している模様。
それで踏んだ時の抵抗がないらしい。

このぺダル干渉で何が困ったかというと、信号で停止する時。
高いギヤから1速まで落とす度にペダルがフレームに干渉する為、
いちいちペダルを上に軽く戻さないといけない(笑)

つまり、左足でやる作業が2倍増えた。

今思えば、この時に手でペダルを曲げてしまえば良かったんだけど、
その時はもうこれでも何とか吉野行けるだろう、って事で放置してた。
まぁ、本音は下手に手で曲げて折れたらどうしよう(´Д`)
と思っていたわけですが(爆)
普通ならそんな簡単に折れはずない。やはり心理状態がヤバかったんだな(笑)
翌日、手曲げでペダルは簡単に元通り。ビビらずに最初からこうすりゃ良かった(汗)

国道310号線で五條中心部に出ると、国道24号線とぶつかる。
それをしばらく行くと、吉野方面に行く370号線と分岐。三在交差点を右折。
渋滞しまくり・片1で最悪だった24号線とは違い、スムーズに流れる370号線。
途中の大淀で169号線に変わっても、走りやすくていい。
吉野に近づいてきたせいか、ライダーも増えてきたし、観光客の車も多い。

吉野山へ行く吉野大橋を渡ると、桜シーズンで交通規制が敷かれていた。
県道15号線は使えず、反対側の県道37号線で吉野山へ。
沿道には早くも駐車場が見え、周囲の風景は桜の木だらけになってきた。
観光客も歩いていてるし、観光バスも多いし、吉野山のメジャー度を痛感。


中千本付近のトンネルでも交通規制。平日でこの混みよう、休日は・・・恐ろしい
どこの駐車場も1500円(バイクは1000円)取られる。高けぇよ(´Д`)
上千本まで行きたかったが、急坂&観光客多そうで走行が困難だろうって事で断念。
仕方なく、このトンネル前の駐車場に停めることに

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上千本

バイクを駐車場に止め、観光マップを片手に吉野の山を登っていくことにする。
それにしても・・・観光客の多いこと!これは上の方へ行っても変わらなかった。
トンネルを抜けてすぐに左折すると、いきなり坂道登場。
人が多い中、のろのろと車が行き交う姿は、吉野山の光景の1つと言えよう(笑)

その後、土産屋や茶屋などが並ぶ町並みに出る。
猿引坂を上っていくと、上千本という展望がいい場所へと近づく。
吉野山は、下千本、中千本、上千本、奥千本という具合に標高でエリア分けされる。
桜の咲き具合は、標高が低い下千本から徐々に標高の高い奥地へ広がってゆく。
1番最後になると、吉野山の奥地・奥千本の桜が満開を迎えるという。

観光客は老若男女。年寄りも多いけど、意外と若者もいる。
みんなカメラ片手に綺麗な桜、高台から眺める景色などを写真に収めていた。
俺もベストショットを求め、色々と撮影する。


トンネルを抜けた先。高台の遊歩道から撮影。斜面上には町並みも
朝日放送で夕方やっている3分番組「歴史街道」のステッカーが。
吉野山の概要が大体分かる内容となっているな

猿引坂。勾配はどんどん急になって来たが、ここで根を上げては上へは行けない。
日頃の運動不足もあって最初は結構きつかったが、徐々に体が慣れていく
綺麗に咲いていた為、通りかかる人が結構写真撮ってた
この辺は最初の山場だった。汗ダラダラ状態。ここを超えれば少し楽になる
山の斜面に鮮やかなピンク色。桜の季節ですなぁ
坂を上ると、数軒の民家が立ち並ぶところへ出る。
民家と言っても、このように石楠花や春ランを売っているところもあった
古い歴史を持つ吉野だけあって、建物も古いものが点在。
道幅が狭いので車の運転はひやひやもんだろうな
茶屋でしばし休憩をする人たち
山場を越えると、眺望が開けてきていい景色もチラホラ。
この付近はヘアピンカーブが連続している箇所があり、ここで多くの人が足を止めてた
広場みたいなとこもあるので、ビニールシートを広げて弁当を食べる家族連れも
最初は「上千本まで行けたらいいや」と思ってた。
しかし、ここまで来たならもうひと頑張りして、水分神社まで行きたくなる
上千本のヘアピンより。向こうに見えるのも吉野の集落。
緑にピンク、雲ひとつなければ綺麗な青が加わっただろうに。ガスってて残念
かなりの急勾配なのに、隼は止まってます。人多いから走りにくいだろうな
もう少し咲いていると、なお美しい。でもこれだけでも癒されますなぁ(´▽`)
ヘアピンが連続する坂。うぐいすも鳴いてます
水分神社は近いと思ってたが、予想以上に遠く感じた。
歩くのが嫌になって来たのもこの頃で、「水分補給が必要だ」と真剣に思っていた
子守茶屋は展望が開けた場所にあるらしく、上がってみることに
茶屋の駐車場に犬を連れたおばちゃん
座敷もある。名物しいたけ飯を食べつつ景色を見るのも一興か
人の手が邪魔だけど、子守茶屋の高台から見た風景。下のほうが咲いているなぁ
出た、観光地特価。でもここ以外は値段普通だった。完全にボッタクリ

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水分神社

子守茶屋を後にして、悲鳴を上げている足に鞭を打ちながら水分神社を目指す。

この神社も結構難読で、水分=みくまりという。読めない。
ここは水の分配(水分)を司る神様を祀っていて、江戸初期に豊臣秀頼が再建した。
桃山時代の建築様式という感じだが、細かいところまでは分かるはずもなく(笑)
中庭には雰囲気ある桜の古木もありなかなかいい神社。みんな写真取り捲り状態。


ようやく見えてきた!水分神社。参拝客も多いようだな

彦根城でも見たHITACHIの看板。鳥居奥の楼門は重文指定を受けている。
それにしても、日本古来から伝わる建物とかって朱色が本当に多いなぁ
楼門をくぐると本殿が右手に見える。本殿は三社を横一つに繋いだ珍しい様式だ。
また、本殿内にある玉依姫命(たまよりひめのみこと)坐像は非公開の国宝。
艶やかな十二単衣を纏っているらしい
拝殿の回廊。この奥は入ることができない

中庭では桜が咲き誇っていた。かなり古そうな木だ
梟の形をした彫刻。何故か賽銭が投げられていた

水分神社を出てすぐの売店で水を買う。もう水が飲みたくて仕方なかった。
で、ご当地の水流から採取したというごろごろ水を買う。こういうのに非常に弱い俺。
だが、ごろごろ水自体は至って普通の水。これで200円は高い。
腹がゴロゴロし始めないか、と不安になりかねんネーミングだ(爆)

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高城山展望台

水分神社で帰ろうかという考えもあったが、まだ時間も早すぎる。
それに吉野山もしょっちゅう来れるようなところではない。
そういう事を考え出すと、あれもこれもと欲が出てくる悲しい性(笑)
更に2キロ近く離れているという金峯神社へ行ってみることにしましたよ、ええ。
休憩をして足は幾分マシになってきているが、痛みは完全に引かない。
でも、上へ目指そうと言う俺の決心は不動だ、とカッコつけてみる(爆)

金峯神社の手前には、牛頭天王社跡、高城山展望台というのもあり、ついでに寄る。


疲れはあるものの、それでも先を目指す精神が素晴らしいゼルビス乗りエクシ(爆)
水分神社までの道より狭くなってきたし、周りの自然度もアップ。
それにしてもこれで離合はキツイよな。初心者同士が鉢合わせになったらどうするんやろ
杉の木に彫られている文字。こういうのは林業業者しか分からんメッセージ
この辺からは杉の木だらけ。花粉症の人は危険です。マスクしている人も多かった

祇園精舎の守護神である牛頭天王を祀ったという場所だが、神仏分離で廃絶されたとか。
それで今は何もない場所になってしまっている
アメリカン2台はこんな上まで来ていた。俺もこの辺までバイクで来るべきだったか?
金峯神社へ行く道から、少し上がった所にある高城山展望台。坂もきつくて結構堪えた。
ここの桜も綺麗に咲いてますな。少しアップ気味で
吉野の山々。高城山展望台を下ったところから撮影。こちらは桜が全然ないな
小学生の社会で出てくる有名な後醍醐天皇。
遥か昔は激しい戦がここであったとは信じ難い。それだけ今とのギャップがあるって事か

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義経の隠れ塔・金峯神社

余分に体力を消耗したが、展望台で休憩してまた歩き出す。
高城山展望台から金峯神社は、これといったものがないので、かなり長く感じた。
おまけに、坂が延々と続くので疲労が蓄積されます。
これがボディーブローのように徐々に効いてくるからタチが悪い(´Д`)
体力に自信がない人はシャトルバスを使うか、早めに引き返すことです(笑)
俺もそんな体力ないんですが、気合と欲で乗り切ることが出来ました。
「次の日には、筋肉痛になるんだろうなぁ(´Д`)」と思うのが悲しい。


この地図だけでは坂だと分かるまい。行った人だけ分かりますとも、ええ(´Д`)
金峯神社のすぐ近くに「義経の隠れ塔」というものがあるらしいな。興味津々

金峯神社への最後の難関・修行門。文字通り、僧が修行をする際に使われているとか。
かなりの急坂で、これまでの坂をも凌駕する凶悪さ(笑)
試練?を乗り越え、たどり着いた金峯神社。これも難読で、「きんぷう」と読む。
朱色が艶やかだった水分神社とは違い、それより質素な佇まい
まずは義経の隠れ塔の方へ行く
写真奥には階段が。
また坂か(´Д`)・・・と思ったが、大したことないのでホッ(´▽`)

最初見た感想は「へ?これが隠れ塔?」というものだった。
しかし、義経の立場的には目立つ建物では駄目だし、それじゃ全然隠れ塔にならん(笑)
今度は金峯神社へ。賽銭を投げて祈祷する

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奥千本

金峯神社まで来たら、もう奥千本もすぐだ。
ココまで来たら、先も行ったる!というふっきれ感が俺の中で渦巻いている。

で、その衝動に負け、先へ行ってしまった(笑)

奥千本は西行庵や苔清水のある付近で、金峯神社から500メートルほどらしい。
頑張れば歩けない距離ではない。俺の足よ、耐えてくれ(笑)


西行庵や苔清水はまだ分かる。しかし・・・鳳閣寺の4.3キロは有り得ん
金峯神社すぐはこんな感じで整備されているが、少し先へ行くと泥でぬかるんだ坂。
履いているスニーカー・コンバースワンスターは・・ソールに穴開いてました(爆)
最初来た時は、まさか山歩きするとは思ってなくて・・・と言い訳しておく(´Д`;)
山の奥の方へ来ると、こんな幹のデカイ杉も登場
西行庵へは2通りの道がある。近そうなのは、西行庵だけ表記している方向。
山上ヶ岳とか行く方は遠回りな気がしたので、西行庵のみ表記の方向へ行く
この辺まで来ると、歩く人も少なくなってくる
ここで左折。右へ行っている人は皆無
江戸期の俳人としてあまりにも有名な芭蕉。そんな彼の一句がここにもあり
さっきの左折から急坂ヘアピン(足を踏み外すと危険)を下ると、苔清水到着
苔が生えてないところの水は危険だが、ここのは大丈夫。
冷たい水が気持ちいい。中には飲んでいる人も
芭蕉大活躍。この字は解読できない(爆)

西行庵がある広場へ到着。結構人多いな
ここが奥千本か。昔、吉野へ来たことあるけど、ここへ来た記憶はない
西行は歌人で知っていたけど、元武士だった事までは知らなかった。
かの芭蕉も慕うぐらいだから、西行の歌心は豊かだったんだろうな

西行さんという事で、多くの人が拝んでいた。賽銭も
奥千本の桜はまだ蕾から抜け出そうかという状態。
これを書いている時(4月29日)には、もう流石に咲き終わっていることだろう。

苔清水まで戻って、鳳閣寺の事を聞いて仲良くなったおじさんに激励され、
鳳閣寺に行ってみようかと思い始めた。そう・・・あの4キロ先にあるヤツだ(爆)
とりあえず遊歩道の方へ戻る。さっきの道とは別のとこを使った。
行き交う人がみんな挨拶しているので、気持ちいい山歩きが出来て良かったな

詳しい場所までは分からないけど、この付近にあったらしい宝塔院

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鳳閣寺

1度は金峯神社へ帰る道を歩いていたが、本当にそれでいいのか?と自問する俺。
いや、行けるなら行きたい、と自答。
しばし、立ち止まって考えてみる。
4キロという数字のデカさがどうも足かせになっている気がしなくもない。
滅多に来ない吉野山なんだから、思う存分に歩き回ったほうがいいのでは?

1分ほど考えた結果・・・

鳳閣寺でも何でも来いやぁ!!状態(笑)

これまでの山歩きがおままごとと化す、険しい道(色んな意味で)へと身を投じた。
俺って意外と求道者なのかもしれん。


この近くで弁当を食べようとしていた家族連れが居たので、
「西行庵の広場がいいですよ」と、アドバイス。
ふっ・・・俺の長い戦いが今、始まろうとしている(爆)
スギ花粉が大量に(´Д`) しまった、マスクを持って来るべきだと思った。
でも、帰ってきても花粉症にはかかってない様子だし、一安心
とりあえず人気はゼロ。
鳳閣寺までの長い道のりで、擦れ違った人はわずか2人( ゚д゚)
どんどん獣道化の一途をたどり、「ああ、こりゃ物好きしか来ないわな」と激しく納得。
夜だとかなり怖いだろう。ライト無しでこの道は自殺行為
途中倒木している箇所あり。
おまけに泥だらけで、マジ最悪な道。なるべく草の上を歩こうと必死
ついでに鳳閣寺へ行こう、というスタンスの人間が行くのにはかなり酷。
先が全然読めないし、早くも帰りたくなってきた(爆)
ようやくたどり着いた目印の看板。半分まで来ているのか、来ていないのか。
とてもじゃないが、百貝岳とかいうのには行く気になれず
左手が百貝岳方面、直進が鳳閣寺。
木に黄色や水色のテープが巻かれているのは、迷わないための印だろうな
こんな山深いところまで来て、帰れるのだろうか・・・という気がしなくもない。
驚いたことに、ここはボーダフォンの電波が入る!しかも3本w( ゚△゚ )w
ここから友達へメールもしてみましたよ(笑)
注意しないと見落とす小さな祠。案の定、ダレまくりの帰り道では見落としてた(笑)
感動のゴール!鳳閣寺までやって来たぞ!


もう何度帰りたいと思ったことか。
あまりの道の険しさに、あまりの疲れに。
でも、この苦しみに耐え抜いて辿り着いた。充実感という心地よさが炸裂だぜ。
いやぁ・・・本当に長くてしんどい道でした。傾斜がキツイ箇所も多々ありで。
帰りもそれをまた歩いて帰らないとあかんけど(爆)
着いた時はそんな事を考えたくもないので、ぼんやりとしながら休憩を取ることに。


知らん間に隣の村まで来ていた。あれだけ歩けばな(笑)
鳳閣寺は古くからの歴史があるようです。大蛇退治とかってすげぇ。法螺貝もあるんだな
賽銭箱がある拝殿かな。寂れ感が鳥居の色褪せに現れている
鐘をついてみた。しかし、ここの寺・・・観光客以外誰もいないようだ
本殿は造りがいい感じに見えた。田舎にある古寺というか
社務所はもうずっと人がいない雰囲気
社務所の脇から奥へ行くとこんな看板が。こっちからも百貝岳に行けるようだ
風呂のような扉のトイレ。何か嫌だな
裏から社務所を見ると、普通の家のように見える
何故かコインロッカーあり


休憩していると、反対側の道から林業のおじさんが上がってきた。
挨拶だけして出発しようと思ったが、面白い人で知らぬ間に30分は話してた(笑)
鳳閣寺は菊の家紋があるとか、吉野山の事や、山の事とか色々。
帰り道の気の重さも、おじさんと話して幾分マシになった。
もう来る事はないと思うけど、楽しい出会いもあって鳳閣寺に来て良かったな。
さぁ、帰り道も気合で乗り切るか!


林業のおじさん曰く、右端の木の隙間から真っ直ぐのところに吉野の蔵王堂があるとか。
大体、中千本あたりの建物なんだけど・・・ココから見るとめちゃくちゃ遠い( ゚д゚)
俺は相当頑張っていたようです
この写真を見て、思わずうげぇ(´Д`)
道なき道、しかも急坂。よく往復出来たな、と今でも思う。
さっきのおじさんに言わせれば、こんなのまだマシな方だって。
そりゃ2000メートル級のアルプスとかに比べれば楽勝でしょうが^^;
相変わらず杉だらけ。
こういうところは、さっきのおじさんのような林業業者が多いんだろうな
目隠しされてこんなところへ連れてこられたら、確実に焦るな
鬱蒼と空を覆い隠す杉の木々
青虫かなんかに食べられた形跡のある葉っぱ
木が切られてから長い間風雨にさらされたであろう。苔も生えているぐらいだし
鳳閣寺への道で1番嫌な泥まみれ地帯。靴のソールに穴があいている俺には最凶最悪
金峯神社まで戻ってきて、かなり嬉しい。ここからは道が遥かにマシだ。
50分ほどかかると言われてたが、何と30分で到着!行きよりも早い。自慢です(笑)

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お茶処 遊

長き道のりを踏破し、金峯神社まで着いた時は、かなり気が楽になった。
腕時計を見たら、もう3時を回っていてビックリ。早いなー!
11時〜3時まで水だけでひたすら歩き回っていたのだ。
そんなわけで、昼飯もまだ食べていない。
ご飯モノを食べようかと思ったけど、そういう店はなかなかないし、
下の方にある町並みの食堂は丼とかめちゃくちゃ高かった。
もう今更って感じなので、おやつタイムって事で割り切る事にした(笑)
甘党っぷりを思う存分発揮する事になる。

まず1軒目に立ち寄ったのが、水分神社すぐにある茶屋「遊」という小さな店。
わらび餅があるという事で即決。わらび餅大好きな俺が寄らないはずがない(笑)


鳳閣寺はこの地図に載りきらないほど遠方。帰りは下りばかりなので気楽。

金峯神社の自販機で買ったCCレモン・・・歩きまくった故に、めちゃウマ。感動(笑)
炭酸で美味いと思ったのは何年振りだろう
下りの修行門の坂。急なので結構怖い。積雪があれば、滑って下まで行けそうな
ふもとまでのシャトルバスも運行している。大体10分〜15分間隔で動いている模様。
茶屋目当ての俺は、下までひたすら歩いていく事にした
お茶処遊。民家を改造したような作りで、まだ内装が新しいので近年始めた店と思われる
ここだけじゃなく、他の茶屋にも葛きりや葛餅がある。食べ比べてみるのも一興
店内は狭くて、テーブル席が4つほどしかない。入店した時は3つ埋まってた
わらび餅と梅昆布茶で500円。
わらび餅はきな粉派だった俺ですが、黒蜜の美味さに覚醒。ここのは美味い!
餅自体がスーパーで売っている安物とは段違いで、かなりのヒット。冷たくて最高。
怒涛の山歩きで疲れた俺の体を限りなく癒してくれた感じ。9点以上はいく。
隣のテーブルで食べてた人たちも美味いって言ってました

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下山

美味いわらび餅で幾分疲れも緩和出来た事だし、そろそろ下山を開始する。
吉野山はこの時間になっても上がっていく人が絶えず。土日に来なくて良かった(笑)
帰り道はほとんど下り坂で楽ですが、こけないように気をつけましょう(笑)
また、夕方に近いので、行きとは違った空で景観が見れる。
そういうわけで、何度も立ち止まっては写真撮影。いいショットを求めて。
中には、デカイ三脚を持ち歩いているおじさんも居て、よくやるなぁ〜と感心(笑)
俺も三脚欲しいな。1万円ぐらいのやつを色々探しているんですが。


義経ゆかりの場所だが、じっくり見る気力もあまりないので、これだけに留める
紫は高貴とされる色。蜂がブンブンいわせてたので、退避
観光用の写真はこれとは比較にならん満開振り。騙された!と嘆くカップルも居た(笑)
どうもツーリングでは曇りがちな時が多い。雨よりはマシってことか
下千本あたりの町並みかと思われる。旅館や土産屋などが立ち並ぶ
今日は奥千本と、この上千本を制覇。来年の桜は下千本と中千本だけにしよう(笑)
桜の木には悲しい伝説があるって、結構有名ですよね。モノクロでそこんとこを強調

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茶房 くう

中千本の町並みまで降りてきて、バイクの置いてある駐車場もすぐそこ。
しかし、このまま帰るのもあれなんで、旅館や土産屋などがある町の中を散策。
草餅食べたり、庭園・竹林院へ冷やかしに行ったり、宿坊のユースを見つけたり。
最後は茶房「くう」という店に入って、葛餅食べました。
俺って本当に甘いもの好きだよなぁ・・・
ちなみに、この店の大学生くらいの女の子がかわいかった(笑)


ここで100円の草餅を買って食べる。味はまぁまぁ。こしあんの方が好きなんですけど
竹林院は大和三庭園の一つらしい。知らなかった
鎌倉期の建築様式かな。で、さっきのシャトルバスがここに到着する
この先まっすぐ行くと庭園。でも金要るのでパス。
右手には、格式ありそうな旅館も併設されている。1泊1万円オーバーは確実か
行っても良かったけど、あまり遅くなるのも嫌なので断念。
評判が良ければ、今度吉野行った時にでも寄ってみたいですけど
この辺の茶屋にも、葛餅というか、葛だらけ
吉野山にもユースホステルがあったとは。しかも宿坊。有名な寺らしいし


野菜の無人販売は知ってるが、クワガタやジャンプを無料販売してる店は初めて見た(笑)
猿引坂を下って、吉野駅方面へ向かう途中にある茶房くう。QOOとは関係ない(笑)
店の外にもテラス風のカウンター席があり、居心地良さそうだった
一見わらび餅そっくりだが、感触はこちらの方が若干固い。
もちろんきな粉&黒蜜のダブルはかかせない。すっかり黒蜜が気に入ってしまった。
さっきの遊で食べたわらび餅には及ばないが、葛餅も意外と美味いなあ、と。
値段は550円で、それ相当という感じであった。8点くらい

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帰路

もうこれで吉野山散策は終わって、バイクの停めてある駐車場へ歩いていく。
駐車場はロープが張られていて、俺以外の駐車車両は1台もない。
みんな帰るのが結構早いようだ(この時は4時30分)。
バイクにかけていたメットの中が、黄砂のせいで少しザラザラ気味(´Д`)
毎年春になると発生する黄砂、何とかならないものだろうか。

準備が出来たので駐車場を出発。
家までノンストップだぜ!と思ったのも束の間、いい眺めがあったので即座に停車。
早くもノンストップはの目標は潰えた(笑)


駐車場にて。疲労で足が棒のようになっていて、帰りが思いやられる(苦笑)
昼間は車だらけだった道もすっかり寂しくなった。誘導していた警備員も寂しそう(笑)
俺以外のドライバーもここで撮影していた。快晴なら最高の夕焼けが見れそうなんだが


最後にいい感じの写真を収めたので、これで心置きなく出発できる。
近鉄吉野線の踏切を越えて、国道169号線を目指す。
その際に奈良県の大河・吉野川にかかる吉野大橋を通過。
観光シーズンの休日、この辺りは凄い渋滞になるらしい。((((;゚Д゚))))ひぃー


吉野大橋にて信号待ちの際に撮影。写真奥が五條方面。
吉野川は鮎で有名。昔、家族でこの辺の店に入って食べた鮎が懐かしい(´▽`)


近鉄吉野線と併走する169号線は、交通量もそれほど多くなく、快適な道。
大淀で間違って309号線に入ったが、違和感を感じすぐに引きかえした。

そのまま行くと天川村とかに行ってしまいます。

その後は、370号線で五條まで出るのだが・・・その先が凄く混む(´Д`)
その道こそ悪名高い24号線である。この道は常に渋滞しているイメージしかない。
早く京奈和道全通してくれよ、って感じだ。
抜け道ないか、とツーマプ見たら、紀ノ川の反対を走る県道55号線がよさ気。
この道はたまに狭い区間もあるが、至って走りやすい快走路。
24号線でのロスを考えると、非常に使える道だった。今度からここにしよう。
橋本まで来たら、いつも通り国道371号線で紀見峠を超えて河内長野へ。
もうここまで来たら家まですぐ。帰宅したのが7時前。

本日の走行距離:137.8キロ。使った金額:2500円(ガソリン代別)

部屋で横になったら即爆睡しそうなぐらい疲れましたが、いい所でした。吉野山。
転倒という事件もあったけど、自己を戒める意味でも通過儀礼なのかも、と。
桜の季節以外でもいいツーリングスポットなので、また機会があれば行きたい。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました〜!
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