7th album The 7th Blues DISC1 46:34 DISC2 54:20
売上163.0万枚
・前作「RUN」以上にHR路線を突っ走って完成した濃いアルバム。
ヘビーなサウンドに彩られた20曲、何と2枚組の大作となった。
これは前年にアルバムをリリースしていなかった事の穴埋め的な意味合いか。
それまでB'zはデビュー以来毎年アルバムをリリースしていた。
ブルース感溢れる楽曲だらけでB'zファンでも賛否両論な作品。
「暗黒時代」と言われる所以である。
とにかく、B'zがやりたい事やって出来たアルバムであるのは間違いない。
・ディープな2枚組は5600円という値段にも関わらず売れに売れた。
シングル収録が「Don't Leave Me」のみであるにもかかわらず。
B'zファンの多さが想像できる。まさに絶頂。
・初回限定盤は特にない。
最初から豪華なハードケースと写真集が付いている。
中古屋ではたまにケースなしで売られているが。
・ジャケットからして、ヘビーな作風が想像できる。
革の生地に刻み込まれた硬派なエンブレム。
写真集は稲葉、松本のロン毛が拝める。
これも賛否両論。
特に稲葉のロン毛は(笑)
<DISC1>
01.LOVE IS DEAD 6:18
強気な大作のオープニング曲。
冒頭の外人男性のトークからB'zについての説明が出る。
本作のコンセプトを如実に現しているかのようだ。
歌詞は「死んだ恋の呪文」「亡霊は叫ぶ」などダークな語句で、
失恋の痛みを強烈に描いている。
アレンジはブラスが冴えて、たまらない出来。
最近は隠れ名曲として人気が高まっているのを感じる。
02.おでかけしましょ 3:27
ポップな疾走ナンバー。
情報化社会への警鐘、というか皮肉る歌詞が痛烈。
ノリのいいメロディラインで好きな曲。
本作はブラスが大活躍。
03.未成年 4:33
ギターが雪崩れ込むようなイントロがカッコいい。
思わずイントロをリピートしてしまうぐらいだ。
曲調はミディアムテンポでジャージーな雰囲気。ピアノも鳴っている。
大人っぽいサウンドにサビがインパクト大。
「線をひかれた ここからキミ入れないと 笑われて」
う〜ん、この主人公あしらわれているなぁ。
04.闇の雨 3:48
地味な曲だが、一部のファンにウケがいい曲。
情感豊かな松本のアコギが全編に渡り響く。
ライブで聞けたら凄く貴重。
05.MY SAD LOVE 3:58
かなりポップ路線のキャッチーな曲。
歌詞もこれまでB'zがやってきた青春系といった感じ。
シングルで出しても売れた可能性大。
06.Queen of Madrid 4:49
マドリードだが、アメリカンな大陸的ノスタルジックナンバー。
歌詞が今までになく新鮮に映る。
アウトロがまたノスタルジック。
07.ヒミツなふたり 4:01
冒頭のデジタルとAメロ導入の流れがいい。
なかなかポップで本作の中でも異色な雰囲気はする。
BIG MACHINEツアーで久々に歌われたナンバー。
08.Strings of My Soul 5:51
B'zでは初となる5分を越える松本ソロインスト。
松本のギタープレイは超速というのではなく、ゆっくり丁寧に奏でている。
メロの美しさ、盛り上がりをちゃんと見せてくれる良曲。
俺も好きな曲。
09.赤い河 6:21
壮大なストリングスが印象的。スケールの大きさを与えてくれる。
長いイントロが終わり、いきなり来るサビでブレイク。
メロディの乗せ方が至極巧い。これは名曲。
本作の中でも人気が高い。
10.WILD ROAD 4:20
アメリカンHRのカラーが濃い。
そんなに聞いていないせいか、あまり印象に残っていない曲。
間奏後の稲葉じゃないボーカルは誰??当時のサポメン?
凄く気になるなぁ。
<DISC2>
01.Don't Leave Me 4:23
本作唯一の収録シングル曲。新空港物語の主題歌。
またミスマッチなタイアップのような・・・(爆)
ヘビーなサウンドがHRの骨太さを現わし、ブルースハープが印象的。
いかにも一般ウケしないこの曲が売れたのだからB'zの勢いは凄かった。
02.Sweet Lil' Devil 6:13
不穏な空気に包まれたイントロからバンドサウンドへシフト。
稲葉のラップがアクセントとなるHR主体のハードな曲。
結構好きな曲。中毒性あり。
03.THE BORDER 4:50
AOR風味のミディアムテンポ曲。
歌詞は付き合っている男女を描いている。
いいこと、悪い事色々あります。
04.JAP THE RIPPER 5:51
93年の渚園ライブで披露されたヘビーなHR全開ナンバー。
やたら男臭い歌詞(笑)
「ダしゃあいい タマがうずくなら」と来たもんだ。
ロック好きにはたまらん曲。
05.SLAVE TO THE NIGHT 5:08
あのデビューアルバムの「ハートも濡れるナンバー」を英歌詞アレンジ。
もう原型を留めていないかのよう。別物。
バブリーなサウンドは完全に吹き飛んでいる(笑)
本作に違和感なく調和している音となっているのが見事。
ブルージーでカッコいい。
06.春 5:39
暗い。深い。とことんシリアスな世界。
春というと陽気な曲を想像するが全く正反対だ。
むしろ晩秋、冬でもおかしくない。
精神状態がよくない時に聞くのは止めた方がいいかも。
しかし名曲であるのは間違いない。
本作で最も深遠な雰囲気に満ちている曲。
07.破れぬ夢をひきずって 6:26
テクニカルなイントロにHRの香りを感じるロングナンバー。
人生の自問自答的な歌詞。
最後のストリングスは美しい音色だが、本作には似合わないかも(笑)
08.LADY NAVIGATION 6:09
タイトルは●●styleとも書かれていないが、別バージョン。
ALONEと同じケースだ。
英歌詞アレンジあれただけでなく、変貌振りは凄まじい。
とにかくスローで渋すぎる。
原曲好きだと戸惑うであろう。
09.もうかりまっか 3:16
本作の問題作かつ完全お遊び曲。何故か関西弁で歌いまくる。
しかし、関西的なアクセントはまだまだ(笑)
「まさお」「じゅんちゃん」「田中はん」は当時のサポメンだと思われる。
シュールな歌詞に笑いを見つける曲。
「田中はんはメシの食いすぎで 腹こわしてホスピタル」
もう稲葉節に不可能はない。
10.farewell song 6:22
大作アルバムを締めるのに相応しい大団円系曲。
ブラスがラスト感を感じさせる。
で、最後の大合唱がベタと言えばベタだが。
切ない歌詞も秀逸。地味に人気のある曲。